がん保険の保障内容や選び方とは

がん保険はがんの治療をする上で持っていると心強い保険です。

しかし、がん保険は保険会社によって、特約などの保障がさまざまあるため、保障内容をきちんと検討する必要があります。

今回は、がん保険の保障内容と選び方について解説していきます。

あわせて読みたい
がん保険って必要なの?わかりやすく説明します がん保険にはどんな保障や給付があるかご存知でしょうか。 がん治療にかかる出費は多いため、万が一がんを発症した際の備えとして、がん保険が気になる方も多いのではな...
目次

がん保険とは

がん保険とは、病院でがんと診断され入院や通院、投薬などが必要になった際に、給付金を利用して治療費をカバーできることが特徴の保険です。

近い特徴をもつ保険として医療保険もありますが、がんの治療を受ける時に、より手厚いサポートを受けられる点では、がん保険が優れていると言えるでしょう。

がんは、かかる部位や発見されたときの病期(ステージ)がさまざまであるため、対応する治療法も人によって変化します。

がん保険では、あらゆる状況の患者をサポートできるように考えた上で設計されているので、もしもの時の備えとして役立ってくれます。

がん保険は、主に保障期間により「定期型」「終身型」の2つに分けられます。

それぞれの特徴を知った上で、自分に合った保険を検討しましょう。

「定期型」と「終身型」のがん保険の違いは以下のとおりです。

違う点定期型終身型
保障期間10年、20年など区切られた期間のみ一生涯
保険料加入時の年齢で若いほど安いが、更新のたびに値上がりする。若いうちは割高になりやすいが、金額は一生涯変わらないため、総額は安くなる。
支払方法・月払い・年払い・ 月払い・年払い・有期払い

それぞれのタイプで保障期間や保険料が変化するので、検討する際にはどちらが自分に合っているか、しっかり確認していきましょう。

がん保険の主な保障内容とは

がん保険に2つのタイプがあるということは理解できた方も多いのではないでしょうか。

実際にがんにかかった際には、幅広い部分をカバーしてくれるのが、がん保険です。

それに併せて、どのような保障内容が用意されているのかを知っておくことが大切です。

数多く用意されているがん保険の保障内容の中から、特に知っておきたい保障について解説していきます。

がん診断給付金(一時金)

がん診断給付金は、がんや上皮内新生物と診断された時点で一時金を受け取れます。

ただし、がん以外の病気は対象外になるため、保障の範囲には注意しましょう。

がん入院給付金

がんや上皮内新生物の病期(ステージ)によっては、治療や手術のために、入院して処置を受ける必要がある場合もあります。

人によって入院期間や治療期間はさまざまなため、予想以上に費用がかかるケースも少なくありません。

がん入院給付金は、そのような入院費用が不安な状況において、がんの治療が完了するまで無制限で支払い続けられるように、保障内容が決められていることが多い給付金です。

がん先進医療給付金

がんの治療方法は常に進歩しており、中には健康保険の対象とならない先進医療にあたる治療方法もあります。

そのような治療法の中には、実施することができれば、大きく症状を改善できる治療法が存在することもあるでしょう。

しかし、健康保険の対象でないため、高額な医療費がかかってしまう点が壁となり、希望の治療を受けづらいこともあります。

そのような状況をカバーするための給付金として、がん先進医療給付金が特約として用意されている場合があります。

実際に先進医療を受けるために、給付される上限や、給付回数は保険ごとに設定されているので、検討する際は必ず確認しておきましょう。

あわせて読みたい
がんの治療における先進医療とは? がんの治療は日々新しい方法が研究されており、その中でも厚生労働省が定める先進医療も治療の選択肢の一つです。 しかし、先進医療は保険の補償外となっており、金銭的...

がん保険の選び方とは

がん保険の保障内容には種類や使用できる条件がさまざまあり、実際にどの保険を契約すればよいのか自分一人で決めるのは難しいと感じる人もいるかもしれません。

ここでは保険の選び方について、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

がんになったときの経済負担を軽減してくれる内容かどうか

がんと診断されたときに、治療期間や部位によって、治療にかかる期間や体調などの状況は、人によってそれぞれ大きく分かれてきます。

中には働くことができず、収入がまったくなくなってしまう場合もあるでしょう。

そのような状況でも、検査代や入院費は治療が終わるまでかかるため、経済負担を軽減してくれる内容であるかは確認することのひとつです。

また、医療用ウィッグやがん医療アートメイクなど、治療前の副作用に備えるための準備にも、お金がかかる場合があります。

がん保険の保障内容だけでなく、特約の保障内容も確認しておきましょう。

がんの種類がどこまで保障の対象なのか

がん保険を考える際に把握しておきたい点の1つが、がんの種類によって、保険金の支払い対象に含まれない場合があるかもしれないという部分です。

一般的にがん保険でカバーされているがんは「悪性新生物」と呼ばれ、上皮細胞だけでなく、粘膜の奥深くまで広がります。

進行具合によっては血液やリンパを通り、他の臓器へ転移する可能性が高い腫瘍です。

一方で、がん細胞が上皮細胞内にとどまっている場合は「上皮内新生物」と呼ばれ、転移の可能性が低く、治療することで完治できる可能性が高い上に、再発リスクも低い腫瘍です。

そのため、がん保険によっては保障の対象外となっていることもあるので、保障の詳しい内容をよく確認しておきましょう。

上皮内新生物は転移の可能性が低く、がん保険によっては保証の対象外となることもあるため、必ず確認しましょう。

保証期間はいつからいつまでか

がん保険は、診断された部位や治療期間によって、かなり大きな保険金が支払われる特性を持つ保険です。

そのため、保険会社は契約してから、一定期間は支払いを猶予する期間を設けています。

がん保険は多くの場合、契約から3ヵ月間(90日前後)を目安に基準が設けられており、期間内にがんと診断されても保障を受けられません。

また、定期型の保険では定められた期間を超えてしまうと、保障の対象にならない場合があるので注意が必要です。

がん保険は正しく選ぶといざという時の大きな備えにな

がん保険はがんと診断された際に、一時金や入院費用の継続給付など、幅広い形でサポートしてくれる保険です。

もしもの時に役立つ保険ではありますが、保障内容がさまざまあるため、自分に必要な保障があるものを十分に確認しながら検討しましょう。

あわせて読みたい
がんの治療にかかる費用は?治療費用の内訳を紹介 がんと診断されたら、抗がん剤の治療をはじめとする治療費やそれに付随する入院費などがかかることが想定できます。 治療費がいったいどれくらいかかるのか不安になる方...
目次