医療アートメイクの施術を検討している方の中で、料金表を見ていると1回目や2回目など回数ごとに金額が記載されていると気づいた方もいるのではないでしょうか。
医療アートメイクの施術は1回で完成するものではなく、1回目の施術の様子を見てから2回目や3回目の施術をして理想の仕上がりを目指していくものです。
本記事ではなぜ医療アートメイクの2回目の施術が必要なのか、施術を2回するメリットや2回目の施術のタイミングを解説します。
医療アートメイクの施術を検討している方はぜひ参考にしてください。
※美容におけるアートメイクも、抗がん剤治療中や脱毛症の方へ施術するアートメイクも、どちらも定義としては「医療アートメイク」のため、本文中すべて「医療アートメイク」と表記しています。
アートメイクの2回目の施術が必要な理由

アートメイクの施術は、冒頭で解説したとおり理想の仕上がりを目指すためには2回以上の施術が必要です。
そもそもアートメイクは皮膚に色素を注入していく施術です。しかしこの色素は異物として体から排除されていきやすいため、初回施術の場合は色素が定着しにくく色が薄かったり色ムラが現れたりします。
初回の施術による色の定着を確認した上で、細かなデザインの部分や色などを再調整し施術を行っていき本来想定していた理想の仕上がりに近づけていきます。
個人の体質や理想のデザインによって2回の施術ではなく3回の施術が必要な方もいますが、施術者へ一度相談してみると良いでしょう。
アートメイクの2回目の施術を受けるメリット

アートメイクの2回目の施術を受けるメリットは、下記が挙げられます。
・理想のデザインに近づけられる
・持続期間が長くなる
それぞれ解説していきます。
理想のデザインに近づけられる
アートメイクを理想のデザインに近づけるためには、複数回の施術が必要です。
特にアートメイク自体が初めてという方は、色が落ちるのが早く定着しにくい方が多いです。
もし初回の施術で色が思うように出てこなかった、色が落ちてしまったという場合でも、褪色した(色が落ちてきた)状況を確認しながら2回目の施術で調整をしてもらうことが可能です。
またデザインも2回目以降の施術で理想の仕上がりに近づけていくため、初回の施術後に気になった点について2回目の施術で相談でき不安を解消できるでしょう。
2回目の施術は施術者へ相談できる機会が増えるという点でも、理想のデザインに近づけやすくなるためメリットとなるでしょう。
持続期間が長くなる
皮膚には、ターンオーバーという新しい皮膚を作り直す周期があり、皮膚の浅い層である表皮と呼ばれる部分で起こります。
アートメイクも表皮~真皮浅層にかけて色素を注入していくため、ターンオーバーを繰り返すと表皮の部分に入った色素が褪色することでアートメイクも徐々に消えていきます。
2回目の施術や3回目の施術、リタッチ(描き足すこと)など複数回施術を重ねることで、色素がより濃く定着します。また薄くなった部分を施術を重ねて補うことで、綺麗に持続させるという側面からも複数回の施術を受けるのはおすすめです。
アートメイクの3回目の施術やリタッチについて気になる方は、下記の記事もご覧ください。
2月③アートメイク リタッチ/アートメイク 3回目 いつ
アートメイクの2回目はいつ受けるべき?おすすめの施術タイミング

医療アートメイクの2回目の施術は、1回目の施術から期間を空ける必要があります。
そもそも医療アートメイクは、施術部位の皮膚に傷をつけて色素を注入していく施術です。ダウンタイムといって傷口がかさぶたになり剥がれる過程を経て、施術部位が治癒していきます。
そのため傷の状態が落ち着くまで待つ必要があります。
2回目の施術を受けるタイミングは、個々の肌の状況などによっても異なる場合がありますが、初回の施術から1〜2ヶ月以上開けるのが一般的です。
抗がん剤治療をされてる方へ施術するケースでは、治癒スピードが遅い場合があり、場合によっては2ヶ月程期間をあけていただくことがあります。
どの程度次の施術まで待つ必要があるのか、個々に合わせてあけていただく期間を提案させていただくため、施術者の指示に従ってください。
アートメイクの2回目の施術でしっかり定着させるための方法

医療アートメイクの施術は、1回の施術ではなく2回目の施術を受けることでより理想の仕上がりに近づけると解説しました。
ただし理想のデザインや色の出方、体質などによっては3回目の施術が必要になる場合もあるでしょう。
最後になるべく医療アートメイクの施術を少ない回数で抑えたいという方向けに、色をしっかり定着させるための方法を解説します。
主に大事なのは施術後のダウンタイムの過ごし方です。
・施術部位に軟膏を塗布する
・代謝が上がる行動を控える
・洗浄力の強い洗顔やピーリング剤の使用は控える
それぞれ解説していきます。
施術部位に軟膏を塗布する
医療アートメイクの施術後に、施術部位を保湿するための軟膏を処方される場合があります。
前述のように、医療アートメイクは皮膚に傷をつけて色素を注入していきます。そのため傷が治癒する過程でもあるダウンタイムにしっかり傷を保護するのが大切です。
施術後の軟膏塗布には肌を保湿して定着をよくする効果の他、治癒する過程を早める効果が期待できたり、保護して感染を予防したりする効果が期待できます。
処方された軟膏の使用は、クリニックの指示に従い決められた期間塗布し続けましょう。
代謝が上がる行動を控える
医療アートメイクの色素が薄まっていくターンオーバーは、代謝が高いほど早く進むとされています。
そのため施術後にサウナや激しい運動、長い時間の入浴など、代謝が上がる行動をすると、色素の定着が悪くなったり、早めにアートメイクが消えてしまったりする可能性があります。
なるべく代謝が上がる行動を控えるようにしましょう。
レチノールを含むスキンケア用品やピーリング剤の使用は控える
前の章で代謝が促されると、医療アートメイクの色の定着が悪くなったり医療アートメイクが消えやすくなったりすると解説しました。医療アートメイクを受けた場所は乾燥しやすく、いつもより入念にスキンケアを行いたいと考える方もいるかもしれません。
しかしレチノールを含むスキンケア用品やピーリング剤は、肌の新陳代謝を促す効果が期待できるものです。
そのため医療アートメイクとの相性は悪く、医療アートメイクを長期的に持続させたい方やしっかり定着させたい方は、使用を控えた方が良いでしょう。
またこれらのスキンケア用品の使用は施術前でも控えた方が良いケースもあるため、詳しくは施術を受けたいクリニックへ相談してみてください。
アートメイクは最低2回の施術が必要!理想の仕上がりを目指すために施術者選びも重要

本記事では医療アートメイクは2回目の施術が重要な理由や、2回目の施術のメリットを解説しました。
また、医療アートメイクをしっかり定着させるための方法も解説しました。
理想の仕上がりを目指すためにはダウンタイムの過ごし方だけではなく、施術者選びも重要なポイントです。
おまもりアートメイクでは、日々自己研鑽を積んだ高い技術と豊富な経験のある看護師が在籍しています。
2回以上施術を受ける医療アートメイクは、信頼できる施術者探しも重要となるため、なかなか施術を受けるクリニックが決まらないと感じている方もいるのではないでしょうか。
おまもりアートメイクの看護師は全国様々な箇所で活躍しています。
医療アートメイクを受けるクリニックをお探しの方は、まずは下記のLINEからご相談ください。
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