がんの診断を受けたら、突然「不安」や「悲しみ」などの感情が出てくることがあるでしょう。
しかし、それは自然な心の反応です。
病気は予期せぬタイミングでかかることが多いため、予測できないのが現実です。
今回は、もし自分ががんの診断を受けた場合にどうしたらよいか、対処法や治療に対する向き合い方を解説します。
がんの診断を受けたら気持ちにどう向き合えばいいか
がんの診断を受けることは突然のことです。
そのため、どのように対応したら良いか分からず、不安や怒りの感情で頭が冷静に働かないという方も多いでしょう。
まずは自分の気持ちとどのように向き合えば良いのでしょうか。
また、気持ちを落ち着かせるためにはどうすればいいのでしょうか。
気持ちが不安定になってもそれが自然であると受け入れる
がんは、誰もが予期せず、突然診断される可能性がある病気です。
そのため、病院の先生から病名を伝えられたときに、不安や恐怖、怒りの感情が湧き上がってしまうのも無理はありません。
また、冷静でいられずに周りの人に感情をぶつけてしまったり、思わぬ行動をとってしまったりすることもあるでしょう。
気持ちが不安定になるのは、誰にでも起こることであり、自然なことです。
自分の中だけで考え込んでしまうと、なかなか不安を解消できないという方もいるでしょう。
その際は家族や友人など、自分が気を許せる人に相談してみましょう。
身近に相談できる人がいない場合には、専用の相談窓口を利用してみるのもいいでしょう。
専用窓口は、各県や病院ごとに用意されています。
看護師やソーシャルワーカーに無料・匿名で相談ができ、抱えている不安を解消することに役立つ場合があります。
無料・匿名で利用ができ、看護師やソーシャルワーカーによる専門職の方に話を聞いてもらえると安心につながるでしょう。
がん相談支援センターに相談する
治療のための準備をどこから進めたら良いのか、分からない方が多いでしょう。
その場合は、まずはがん相談支援センターを利用しましょう。
がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院に相談窓口があり、匿名で面談や電話を通して利用できます。
看護師やソーシャルワーカーといった専門知識を持つ方々が対応してくれるので、あなたの疑問や悩みに寄り添って、適切なアドバイスを受けることができるでしょう。
また、相談した内容はあなたの承諾なしでは、病院、医師へ伝わることもなく秘密厳守で取り扱われているので、安心して利用できます。
がんの診断を受けた後の情報の集め方

がんの診断や治療では、患者と家族が正しい情報に基づいて担当医と十分に話し合い、納得したうえで治療を受けることがとても大切です。
医師から聞いた内容を整理して、気になる点や不安に感じる点は、必ず担当医に確認しておきましょう。
医師と患者の間で、気になる部分を解消しておくことで、納得のいく治療を受けることにつながります。
どうしても担当医には話しづらい、他の選択肢があるのか確認したいという場合には、他の病院の医師へセカンドオピニオンを聞くこともできます。
また、他の病院の医師を訪ねるのは体調の都合などで状況的に難しい場合、がん相談支援センターの窓口に相談し、確認することもできます。
現在ではインターネット上でも、ある程度の情報を知ることができるので、窓口利用は敷居が高いと考える人もいるかもしれません。
しかし、インターネット上の情報は医師の監修を受けたものばかりではありません。
場合によっては、誤った情報を鵜吞みにしてしまい、余計な不安を抱える原因になりかねません。
最新の正しい情報を知り、納得した上で治療を受けるためにも、インターネットでむやみに情報を調べるのはなるべく控えておきましょう。
インターネット上の情報は必ずしも正しいとは限らず、中には不安をあおる内容もあります。そのため、特に気持ちが不安定な状態のときはなるべく情報を調べることは避け、インターネットの情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
がんの診断を受けた後に大切な心構え

がんの診断を受けた直後は、頭が真っ白になってしまい、怒りや不安で何も考えられない状況に陥ってしまうこともあります。
そのような心が落ち着かない状況になった際には、まず、不安な気持ちになることは自然なことであり、当たり前の反応であると、受け入れることが大切です。
その上でがんを治療するために相談し、準備を進めてきますが、担当医やがん相談支援センターなど、どのような場所でも構いませんので、気軽に相談できる先を1つでも見つけておくと安心です。
がんと診断されたら相談できる先を見つけましょう
がんと診断されることは誰もが予期できず、突然訪れることなので、すぐに心の準備をすることは難しいです。
そのため、最初は不安から怒りや悲しみの気持ちでいっぱいになったり、何も手に付かなかったりするなどの状況に陥る人もいます。
しかし、そのような心の働きはあって当然のことです。
自分のペースでゆっくりがんに向き合っていきましょう。
もし、自分の中で考えても気持ちが整理できない時には、がん相談支援センターなどを匿名で利用してみましょう。
不安がほんの少しでも解消するかもしれません。