おまもりアートメイク色々担当の馬場です。
弊社団の代表石原が、2025年3月開催のアートメイク学会に登壇することになりました。
学会のプログラムを確認したところ、何と16演目中の7項目がアピアランス関連のテーマでした。
これを見て、私が思ったことをふと書いておこうと思います。
アートメイク業界にアピアランスの流れが来ている事実
全演目の43%がアピアランス関連という数字から、業界の流れがアピアランスに寄ってきているものと判断していいでしょう。
弊社団の目的の1つは、アピアランスケアとしてのアートメイクの認知を向上させることです。
そのため、業界にアピアランスの流れが来ていることは良いことではありますが、本気でアピアランスに取り組んでいるアートメイク看護師からは、心配の声も聞こえます。
「美容でのアートメイクが飽和してきているから、ブランディングの1つとしてアピアランスが増えたような気がする」
と。
施術が上手な方、下手な方、美容分野では両者どちらも存在するでしょう。
美容なら失敗が許されるわけではありませんが、アピアランスなら尚更、失敗どころか、「ちょっと微妙」「あんまり上手じゃないかも」という、不満が残る結果は絶対にあってはなりません。
外見のケアのためのアートメイクであるのに、技術力の不足から外見の負担を増やすなんてことはあってはならないのです。
看護師という立場でアピアランスを肩書きにつけて名乗るのであれば、その重さをしっかりと認識していただきたいです。
あなたの目の前にくる方は、がん治療を頑張り、身体だけではなく様々な精神的負担を抱えてながらも、前を向いてきてくださる方です。
その患者さまの表情(えがお)を守るのが、アピアランスにおけるアートメイク看護師の役割です。
アートメイク業界は飽和していない
私の見解としてはアートメイク業界は決して飽和しているわけではなく、甘い考えの方が簡単には稼げなくなっただけという認識です。
都内だと価格競争は激しく、美容で3万円なんて額も見かけますが、価格で勝負してる人は長くは続きません。
安さが売りのスーパーのように、仕入れ先と組んで値段を武器に戦略を組んでいるなら別ですが、アートメイクでそういう戦略を考えてのそのお値段の方はいらっしゃるでしょうか。
ので、これからは真っ当に経験を積み重ねて実力を持ってるアートメイク看護師の方は、仕事基盤はますます強くなっていくと考えています。
目先を見ると、安いところに仕事を奪われているように感じたり、集客の難易度はあがったりしていると感じるかもしれませんが、勝負は5年10年先です。
アートメイクの市場が飽和したのではなく、その市場が一定のラインまで成熟したといえるでしょう。
大きなお金を得ることは悪いことではありませんが、あまりに思考がお金優先になってしまい、「もう飽和したから稼げない」と思った方や、アートメイクなら稼げそう程度の覚悟でこの業界に参入した方は、そうそうにリタイアしていくはずです。
ブルーオーシャンの時代は終わり、やれば稼げるということは無くなりました。
市場が成熟すると、入口はたくさんできるので新規参入のハードルは下がります。
しかし、初心者の数が増えるだけで、受け身でいる方はライバルにはなりません。その先、アートメイク看護師としての道を作っていく難易度は上がっているのですから。
アートメイクの道で本気で頑張り、コツコツ続けて信頼を獲得している方が、より評価されやすくなっていくでしょう。
なので、すでに活躍されている方や、熱意が本気の方は、ここからやることもシンプルです。
焦らず、どうしたら自分が誰の役に立てるかを能動的に考えて継続していくのみです。
患者様の力になりたい。先を見据えて勝負したのがおまもりアートメイク
おまもりアートメイクは、代表の石原の
「医療としてアートメイクを広げたい。この技術は脱毛で悩む方に届けたい。アピアランスケアの分野において力になれるアートメイク看護師になりたい」
という想いから、スタートしました。
美容での楽しさを感じながらも、続けるほどに、一生やりたいことは美容ではなく、医療従事者として人の役に立ちたいと改めて強く思ったと言います。
この先に医療ケアとしてのアートメイクは必要だと感じ、10年20年30年勝負するつもりで社団を立ち上げました。
実際に活動して感じることは、医療施設に活動の場をうつすと、アートメイクの認知度がとても低いことです。
アートメイクを理解している医師もまだまだ少なく、論文もないアートメイクは、どんなに説明をしても医療施設ではNOという返事をいただくことも珍しくありません。
がん患者さんがアートメイクを入れても大丈夫なんだということがなんとなく伝わったとしても、病院では命を守ることが最も大事なことだからこそ、命にかかわらない外見のケアは後回しにされてしまいがちです。
病院へのアートメイクの導入や提携を断られた数は数え切れませんが、パンフレットを作り、webサイトを作り、看護師専用の雑誌に載せていただき、学会に参加し・・・
できることから1つずつ挑戦していった結果、活動してまだ2年少しではあるものの、大学病院におまもりアートメイクが導入でき、約20ヶ所の病院にパンフレットを設置していただけました。
活動が広がったおかげで、おまもり認定看護師制度を立ち上げることができ、症例検討会やアピアランス勉強会、遠方の学会参加など、一人ではできなかったことが多くできるようになり、少しずつではありますが、より多くの医療関係者、そして患者さまに、おまもりアートメイクを届けられるようになっています。
弊社団には、代表石原をはじめとし、本気でアピアランスに取り組みたいというアートメイク看護師が集まっています。
医師の就職でも同じですが、お金の面において、医療は美容に敵わないことは事実です。
でもだからこそ、誰かが動かなければ。
アートメイクが医療行為であるならば、医療においてアートメイクが役に立つべきではないでしょうか。
乳房再建が保険適応になったように、いつか、いつの日か、医療アートメイクも保険適応になってほしい。
どの大学病院でも、抗がん剤治療をする方に、医療アートメイクの案内がいくようになってほしい。
弊社団は、一緒に活動してくださるおまもり看護師の方に本当に助けられています。
おまもり看護師の方に還元できることはまだまだ微力で、少しずつではあります。
弊社団での活動は、10年20年先を見据えてやっています。
医療業界で医療アートメイクが当たり前になった時、弊社団での活動が、おまもり看護師の皆様のかけがえのないキャリアや経験として力になるよう、代表石原と共に、精一杯医療貢献の道を作る努力をしていきます。